PowerMac7600/132パワーアップ大作戦

友人から譲り受けたPowerMac7600/132。
OSのクリーンインストールを行いOS9.1で起動が可能になったが
実用的に使うには、まだまだかなり苦しいものがある。
何とかOSX、OS9.2が使えるように・・・・・・。
試行錯誤の日々はまだまだ続くのであった。

  1. G3カードの装着。
    いよいよ7600にG3カードを装着します。
    用意したカードはSonnet Crescend G3 PCI/450/1M。

    送ってきたカードを見てびっくり。
    なんとカードは直輸入のため説明書がすべて英語!!。
    英語力の無いHobbyにはまたしても難題が発生してのであった。
    マー、説明書の写真を見れば何とか理解出来るけど・・・。
    パッケージ内容はG3カードと、2次キャッシュをコントロールするドライバー。
    早速7600を再起動しまずドライバーをインストールします。




    G3プロセッサーは2次キャッシュが内蔵されていてキャッシュの力によって高速処理を行いますが、
    カードを装着しただけでは2次キャッシュは有効になりません。
    このドライバーをインストールすることによって初めて2次キャッシュが有効になり、
    G3カード本来のパワーが発揮出来るのです。
    ドライバーをインストール後電源を落とします。
    いよいよG3カードの装着に入ります。
    周りの金属をさわり静電気を体から逃がし作業開始。


    ロジックボードにアクセスすると左の方にひときわ大きな銀色の大きなヒートシンクの付いたカードが目に付きます。
    それがPowerPC604eです。まっすぐ垂直に抜きます。
    最初は少し堅いと思いますが決して斜めに無理な力を加えないようにじっくり抜いてください。
    写真は上が604e下がG3カードです。
    604eのヒートシンクの大きさに驚かされます。
    こんなに小さなカードで604eの約3.5倍の処理能力があるとは信じられません。


    続いて2次キャッシュと取り外しを行います。
    7600は2次キャッシュがあることで高速処理を行うことが出来ますが
    G3カードに2次キャッシュが内蔵されているため干渉を起こしトラブルが発生することがあるみたいなので取り除きます。
    2次キャッシュはメモリースロットの間にあります。

    以上でG3カードの装着は完了です。
    パーツを戻し再起動。
    ロジックボードは、右の写真の様になりました。
    CPUがかなり小さくなったので中がすっきりしました。
    果たしてOS9.1で立ち上がるかどうか?。
    2次キャッシュは有効になっているのだろうか?。
    確認を行ってみます。
    測定ソフトは
    newer technologyのGauge PROを使用します。

    CPUタイプはPowerPC750(G3),CPU速度は450Mhz、バスクロックの10倍で動作しています。
    2次キャッシュは1MBで2分の1の225Mhzで動作。
    OS9.1を使うには十分な速度である。
    次はハードディスクの増設を行っていく。

    このページで扱っている改造に関してHobbyは、一切責任を持ちません。
    改造を行えば当然メーカー保証は、無くなります。
    最悪、起動不可になることもあります。
    あくまで改造は、自己責任でお願いいたします。