お社日さん

庄内町白木のお社日さん

庄内町友道のお社日さん(森之木神社)

社日宮と風神宮をお祭りしています

一宮神社参道のお社日さん

久保田のお社日さん

田所のお社日さん
「社日」というのは、土の神様をお祀りする日の事で、「お社日さん」として親しまれています。
春と秋の二回有り、秋分、春分にもっとも近い戌(つちのえ)の日を「社日」として、土の神様をお祀りします。
春社日には、五穀の種子を祀って、その豊壌を祈ります。
秋には、秋社日といって、初穂をお供えして、収穫のお礼をし、収穫を祝います。
お社日さんは、土の神様で、そのお宿は、田の境石、即ち土地の境界を定める石とされています。
ですから、境石は、動かす物ではないと言ういわれが在ります。
お社日さんは、春のお祀りが住むと、田の方へお出かけになり、作物を守護し、その成長を見守ってくれます。
そして、秋の収穫を見届けるのです。
秋の収穫を見届けた後、お宿へ戻ってこられるそうです。
農家では、「お社日さん」のお祭りといって、当日は、畑仕事を休んで、おはぎなどを作り、一升ますに米を入れ、お銚子に酒を盛って、社日宮にお供えをし、神様への感謝の気持ちを捧げたのです。
社日宮は、ローカルな神様で、土地の人々には、「お社日さん」として親しまれていますが、この神様は、大きな社に祀られることはなく、田や畑の隅などに小さな御影石に「社日宮」と、文字が刻まれて、静かにお祭りされています。
金子地区には、現在、久保田町に一カ所、庄内町の白木と友道にそれぞれ一カ所、合計三カ所に在ります。
・久保田町東前 嘉永四年之建(1845年)
・庄内町白木 嘉永七年之建(1848年)
・庄内町友道 安政六年の建「1855年)
・田所町(農協本所北側) 明治十五年八月吉日之建(1885年)
・一宮町一宮神社参道入る東
なお、庄内町友道の社日宮には、風神宮も同時に祀られています。
ラブ金子ふるさと探訪総集編より
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